【キャノン】プリンターのTSシリーズの違いと比較を徹底解説!

キヤノンTSシリーズの違いと比較を徹底解説 キャノンの互換インク

キャノンのプリンターを選ぶときにいっぱい種類があって迷いませんか?機種によって何が違うの?って疑問に思ったりしませんか?
今回の記事ではキャノンの主流のプリンターの型番による違いを分かりやすく解説したいと思います。
これを読めば、自分の用途にあったプリンターを見つけられ、スマートなプリンター選びができますのでぜひ最後までお付き合いください。

\こちらも読んでおきたい記事/

キヤノンTSシリーズの歴史から進化を読み解き分かったこと

キャノンのプリンターのグレードの見方

キャノンのプリンターのシリーズ

主流はTSシリーズ

まずキャノンのプリンターの現在の主流はTSシリーズです。TSシリーズは一般的な家庭用インクジェットプリンターと思ってもらえれば分かりやすいです。そのTSシリーズの中でもシンプル、エントリー、ハイスペックモデルとグレードによる種類があります。

今回はこのTSシリーズについてのグレードの違いを様々な角度から網羅的に解説していきます。
きっとあなたに合ったプリンターを見つけられるはずです。

TSシリーズのグレードの違い

キヤノンTSシリーズの品番の見方

TSシリーズのグレードの見方は後に続く数字で判断できます。例えばTS3530やTS8630などがありますが、TSの次の数字が大きければ大きいほど、上位グレードとなり、逆に小さい数字が低いグレードとなります

TSシリーズには3000シリーズから始まり、5000,6000,7000,8000とあり、TS8630が最上位グレードとなっています。その後に続く数字は世代となっています。例えばTS6000シリーズでいうと、TS6030から始まり後継として6130、その次に6230、6330でといった感じで現在第3世代となっています。

各グレードの位置づけ

キヤノンのプリンターのグレードの位置づけ

そしてTS6330(6000シリーズ)のスタンダードモデル。性能はスタイリッシュモデルとそれほど変わりませんが、インクコストのパフォーマンスはスタンダードモデルの方が上です。

次にキャノンのプリンターの各グレードの位置づけについてみていきます。
グレードの一番低いTS3530(3000シリーズ)は使える機能を最低限に絞り、その分本体価格をグッと下げたモデルです。
次にTS5430(5000シリーズ)はスマホフレンドリーなエントリーモデルとなります。本体価格も安いです。
次に通常はTS6330(6000シリーズ)のスタンダードモデルという順になるのですが、この5000と6000シリーズの間にTS7530(7000シリーズ)のスタイリッシュモデルが入ってきます。基本性能はスタンダードモデルレベルで5000シリーズよりも画質や印刷スピードの性能が高いです。

最後にTS8630(8000シリーズ)のハイスペックモデルです。画質、スピードともに最上位で大型のモニターで操作がしやすいです。その分、本体価格も高めとなっています。

グレードの比較表

品番TS3530TS5430TS7530TS6330TS8630
インク4色4色5色5色6色
インク種類BC-365/366BC-360/361BCI-300/301BCI-380/381BCI-330/331
インクコスト約28.1円約30.2円約33.0円約20.4円約22.9円
WiFi
モニターサイズ1.5型1.44型1.44型3.0型4.3型
自動両面プリント○(ハガキ非対応)○(ハガキ非対応)○(ハガキ非対応)
背面給紙/前面カセット
SDカードダイレクト
QRコードダイレクト接続
印刷スピード約52秒約36秒約16秒約18秒約10秒
価格相場8000円12000円18000円24000円30000円
2023年9月調べ

印刷クオリティで比較する

印刷クオリティは以下の2点で決まる
・インクの数 … 4色より6色仕様の方がクオリティは高い
・インクの種類 … 最新のインクの方がクオリティは高いとされているが実感はしにくい

プリンターの性能で一番見るべきポイントは印刷クオリティですよね。その印刷クオリティはインクの色の数とインクの種類で決まります。

まずインクの数。例えば4色のプリンターと6色のプリンターではやはり印刷に差が出ます。通常プリンターはブラック、シアン、マゼンタ、イエローを使ってあらゆる色を表現しますが、もちろん限界はあります。そこでキャノンの6色インクではグレーというインクを使って細かい色の表現を可能にしています。5色インクは染料ブラックとは別に文書類に強い顔料ブラックを用いることで写真印刷だけでなく、文書類の滲みのないくっきり文字印刷を可能にするハイブリッドインク構成となっています。

一方でインクの種類での差はそれほどではありません。インクは後発のものほど良いとされていますが、素人目には差は感じにくいと思います。インク代も高いですので少し前のインクでも全然大丈夫です。

インクのクオリティを重視したい方は6色インクのプリンターを選ぶと良いでしょう。

高くなるインク代を互換インクで安くしよう

クオリティで選ぶなら・・・TS8630

印刷スピードで比較する

グレードによる印刷スピード

L判写真印刷(カラー)1枚の印刷スピードはTS5000シリーズからTS7000,6000シリーズの境で飛躍的にアップしています。ストレスなく印刷したいという方はTS6000以降がオススメです。
普段ほとんど印刷はしないという頻度でしたら、遅くても問題と思いますが頻繁にカラーコピーをする方でしたら、早いに越したことはありません。印刷遅いの結構イライラしますからね。

またプリンターをよく使うシーズンと言えば年賀状ですよね。何十枚、何百枚と印刷する場合だと印刷スピードは速い方がいいですよ。

印刷スピードで選ぶなら…TS7530TS6330TS8630

インクコストで比較する

印刷をする上で切っても切れない縁がインクコストです。
インクコストは純正インクと互換インクで雲泥の差があり、純正インクだとメーカーという安心感がありますが、非常に高額なインク代となってしまいます。一方、信頼できる互換インクにすると品質は純正並みで価格だけが半額以下にできるのでインク代を安くしたいとお考えでしたら、互換インクを選ぶと良いでしょう。

\互換インクで有名なインク革命がおすすめな理由/

キャノンのプリンターのインクカートリッジの種類

インクカートリッジの種類

・4色インク…染料ブラックと3色カラーの2つのカートリッジ
・5色ハイブリッド…染料ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの独立インクに顔料ブラックを追加した文字印刷にも強いハイブリッドカートリッジ
・6色ハイブリッド…5色ハイブリッドに染料グレーを追加し、繊細な色を再現できるハイクオリティ印刷を実現できる

印刷クオリティのところで述べましたが、プリンターには4色インクと5.6色インクに大きく分かれ、4色はブラックとカラーの2つのカートリッジになっており、例えばマゼンタだけが無くなってもカートリッジごとの交換になるのでもったいないです。

それに対し5色や6色カートリッジは各色のカートリッジが独立しているのでなくなったインクだけの交換で済むのでインク代は安くつきます。おすすめは独立型のハイブリッドです。

TS7530TS6330の差は性能的には同等ですが、使用しているインクの種類が違います。
TS7530にはBCI-300/301という新しいシリーズが採用されておりコスト的には高いのがデメリット。一方TS6330にはBCI-380/381シリーズというキャノンの多くのプリンターで使われている最もメジャーなインクでコストは安く済みます。

BCI-380/381のインクは互換インクでとても安く手に入るのでインクコストを下げたいと思われている方にはTS6330がオススメです。

ちなみにBCI-380/381の純正インクと互換インクの差は以下の通りです。
・純正インク1本:2068円
・互換インク1本:500円!!

互換インクめちゃくちゃ安いです!特にこのBCI-380/381シリーズは汎用性が高いのでお得です。
詳しくは純正インクと互換インクでどれくらい価格差があるのか調べてみたで詳しく解説しているのでぜひ一読ください。

インクコストで選ぶなら…TS6330

本体価格で比較

各グレードでの本体価格の相場を見ると、だいたいグレードアップで6,000円UPといった感じですね。
注目すべきはTS6330TS7530です。性能はほとんど違うのにTS6330の方が6,000円高いです。
正直価格は変動するので判断は難しいですが、私的にはTS7530TS6330を選ぶなら、TS6330です。

なぜなら、TS6330の方がインク代が安いからです。本体価格は1回で出すお金、インク代は何回も出すお金と考えるとやはりランニングコストは低ければ低いほど差が出ますからね。

もちろん、印刷はあまりしないけどプリンターがあるに越したことはない、とにかく安いプリンターでよいというのであればTS3530でもアリだと思います。1万円を切る価格は魅力的ですね。

本体価格で選ぶなら…TS3530

機能的な面で比較する

最後に機能面を見ていきましょう。はっきり言ってプリンターの機能においてあったらいいなと思うのは「WIFI」「自動両面印刷」「2way給紙」ぐらいです。
WIFIなんて今発売のプリンターならほとんど付いているので差なし。
自動両面印刷はあれば便利です。とはいえ、無くても困るというケースはあまりないと思います。
2way給紙は2種類の用紙をセットできるのでわざわざ用紙と変えなくてもいいというだけで便利かどうかは印刷頻度によります。

高機能と謳っているプリンターもありますが、使い方が分らなければ宝の持ち腐れ。用紙をはめ込んでキレイに印刷できれば問題なし、という方はあまり気にしなくてよいポイントだと思います。

総合的に見るならTS6330がおすすめ

ここまでキャノンのTSシリーズについて「印刷クオリティ」「印刷スピード」「インクコスト」「本体価格」「機能面」で網羅的に解説してきました。
高価格のTS8630が機能面やスペック的に見れば一番良いですが、一番のネックがインクコストが高いという点です。TS8630に採用されているインクBCI-330/331はまだ互換インクでもそこまで安くなってません。(それでも半額程度)これが時間とともにお手頃価格になってくればTS8630となりますが、現時点ではBCI-381/380採用のTS6330がベストチョイスかなと思います。

もしあなたがキャノンのプリンターをお探しなら、失敗しないプリンターTS6330をご検討してみてはいかがでしょうか?

\こちらも読んでおきたい記事/

キヤノンTSシリーズの歴史から進化を読み解き分かったこと

参考記事 \PIXUS-TS6330対応のBCI-381/380を互換インクで安くする!/

タイトルとURLをコピーしました